あらためて「終活」とは?
今回は私が実際にいくつかの終活セミナーを受けて検定の資格を取ったうえで、あらためて"「終活」とは何なのか?"というお話をさせていただきますが、一言でいえば「人生の終焉を考えることで、自分を深く見詰め、今をよりよく自分らしく生きる活動のこと」をいいます。
具体的な終活として三つのポイントがありますが、まず一つは前回にお話した「モノの整理」です。身の回りの小さなモノから不動産などの大きなモノまでさまざまにあって大変ですから、気力も体力もあるうちにやっておかれるといいでしょう。ちなみに私の個人的なご相談ではアクティブな運気や財運が巡っているときにそういった整理の時期として良いとアドバイスしていますね。
次に保険や年金などの「お金の備え」です。例えば"今の保険内容が老後や死後に向けて合っているのか?"といった見直しや年金額、老後資金のチェックなどですが、"定年後どうする?いつまで働く?"といったライフプランも立てておかれるといいでしょう。実際に終活セミナーにはファイナンシャルプランナーの方が多く参加されていましたが、こういった需要が高まっている表れでしょう。
最後は大まかに「自分自身や周りの人たちに向けてやっておきたいこと」ですが、まず自分に対しては残りの人生でやっておきたいことをリストアップしたり、介護や延命治療といった健康面に関する知識を備えたり、葬儀や納骨先を考えるなど人生の大きな課題や選択がたくさんありますね。周囲の人に向けても遺言で相続の準備をしたり、会社や店の後継を決めたり、お世話になった方へ感謝のご挨拶をしたりといろいろあるでしょう。
そんなさまざまな需要で介護士や看護師、葬祭関係、行政書士の方と幅広く終活セミナーで学んでおられましたね。
人生の大事なプランなのでエンディングノートにまとめるのもいいですが、死後に託す人にも見やすく間違いのないという点では自筆ではなく、パソコンのワードなどで作成してプリントアウトして保存しておくというのも個人的に良いと思ってます。読みづらいクセ字の私としてはその方法でしますね(笑)。
「終活」というと重く感じ、エンディングノートも実際に購入して書かれた率はわずか1%ともいわれてますが、本来は"今をよりよく自分らしく生きる活動"なので、普段からちょっと意識してやっていかれるといいでしょう。
●身の回りの物や不動産などの整理。
●保険、年金など老後資金のチェックと見直し。
●介護や延命治療など健康面の知識の備え。
●遺言書の準備や葬儀・納骨先のプラン。
●"残りの人生でやっておきたいこと"のリストアップ!
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